イザナギからイザナミへの、離縁の言葉が解放される!~ 神倉神社の「ゴトビキ岩」が開かれ、イザナギとイザナミの関係が回復します! = 2022年6月3日のメルマガです

 5月14-15日と岩手県陸前高田市の玉山金山の玉山神社での御神事と、宮城県牡鹿半島の金華山での御神事を行ってきました。
 大きな御神事を行うと、精神的余波が鎮まるのに時間がかかります。

 5月15日18:20、東京に戻っている車中で、ウクライナの高官は、ロシアのプーチン大統領が「がん」などを患って重い病気だとの分析を明らかにしました。

 大きな御神事を終えたタイミングでの報道です。

 5月16日から、ウクライナ南東部の激戦地マリウポリでウクライナ部隊が抵抗を続けていた最後の拠点、アゾフスタリ製鉄所から負傷した兵士らの退避が始まりました。

 マリウポリは、義経のチンギスハーンがウクライナ・ベラルーシ・ロシアに打撃を加えた中心地です。
 玉山金山での御神事は、義経のチンギスハーンの因縁を追う御神事でもあったので、手ごたえのある御神事でした。

【YouTube】『創世記』の記述によれば地球は、紀元前4,004年10月23日に始まった

 4月28日収録した第6話目の動画が、5月26日に「華頂宮チャンネル」で公開されました。
『創世記』の記述によれば地球は、紀元前4,004年10月23日に始まった、というタイトルの動画です。

 動画収録時には、太陽系を数霊と言霊のプールにいれた、と話していますが、2022年5月14-15日の玉山金山と金華山御神事の結果、アンドロメダ大星雲に足場を組んで、天の川銀河を数霊と言霊のプールにいれたと示されてきました。
 天の川銀河をいくつかの銀河団が取り囲むように連携しての大御神業です。
 天地開闢の神々の、最も偉大な天地創造になっています。

 紀元前4,004年を起点にして考えると、私が体験した1995年は創世記暦5999年という世紀末だったんですね。
 納得しました。

「華頂宮チャンネル」で公開された7つのお話はこちらから視聴できます。
 http://www.tukinohikari.jp/ch/2022/05/21/souseiki-5/

 6月10日「時の記念日」に、イザナギからイザナミへの離縁の言葉が納めてある「コトド岩」開き御神事を行います

 5月14日の玉山金山の御神事の流れで、6月10日の「時の記念日」に「言引き岩(コトド岩)」開きに行ってきます。
 5月17日に天照皇大御神さまから
「6月10日<時の記念日>、陸前高田市の玉山金山の依り代を新宮市の神倉神社に納めよ」
 という御神命でした。
<6月10日>
(1)4時45分、和歌山県新宮市の日の出です。
  弥彦神社(新潟県)の御祭神・高倉下命が仕えていた神倉神社(和歌山県新宮市神倉1-12-8)で神籬御神事。
(2)神武天皇聖蹟_熊野神邑 (くまぬのかみのむら)顕彰碑がある阿須賀神社(和歌山県新宮市阿須賀1-2)。
(3)熊野早玉男大社(和歌山県新宮市新宮1)。
(4)熊野本宮大社旧社地(和歌山県田辺市本宮町本宮1) 大斎原(おおゆのはら)で神籬御神事。
(5)熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町本宮1110)。
(6)熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1)。
(7)飛瀧神社、那智の大滝(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1)。
(8)神武天皇聖蹟_狭野(さぬ)顕彰碑(和歌山県新宮市佐野3丁目佐野王子碑南西側)
(9)花の窟(三重県熊野市有馬町130)と産田神社(三重県熊野市有馬町1814)
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<6月11日>
(10)伊勢神宮内宮_早朝参拝。
(11)伊勢神宮外宮。
(12)皇大神宮別宮 瀧原宮(三重県度会郡大紀町滝原872)
  熊野から粥見神社へいくとき、必ず瀧原宮を通ります。
  熊野灘で難破し、高倉下命に助けられた神武天皇の皇軍は烏岳から大和へ侵入していく。
(13)粥見神社(三重県松阪市飯南町粥見2454)
  櫛田川流域の粥見神社の東にある烏岳が神武天皇の皇軍の跡。

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 厳しい時代、みなさまのご協力に感謝します。
 御神事へのご協力とお問い合わせはこちらからお願いします。
 http://www.tukinohikari.jp/housankai/contact/index.html

■さて、今日のテーマは
 イザナギから、イザナミへの離縁の言葉が解放される!
 ~イザナギとイザナミの関係の回復!

 5月13日に陸前高田市に向かう車中で、「玉山神社」の「玉」とは、伊邪那岐命の言霊のことではないか、と強く思うようになっていた。

 私の机には出口王仁三郎氏の聖言集『三鏡(さんかがみ)』が置いてある。
『水鏡(みずかがみ)』『月鏡(つきかがみ)』『玉鏡(たまかがみ)』の三冊の総称を『三鏡(さんかがみ)』という。
『玉鏡』の「序」には次のように記されている。

「咳唾珠(がいだたま)を成す」という語がありますが、出口聖師が、折にふれ時に応じて話される一言一句はまさにそれであります。

「咳唾(がいだ)」が「珠(たま)」をなす様子を「玉鏡(たまかがみ)」と表現している。
 つまり、「咳唾(がいだ)」とは議論に熱を帯びて、夢中になり、唾を飛ばすような議論のことをいうので、言霊の核心を「玉」というらしい。

イザナギが、黄泉国へイザナミを迎えに行く

 伊邪那美命は、火の神・迦具土命を生んだ時のミホト(女陰)の火傷が原因で亡くなった。

 妻神に去られた伊邪那岐命は、一人でモノを生むのは無理だと悟り黄泉国を訪れ、妻神と相談されたのだが、黄泉国での相談がコジレて、伊邪那美命から
「もうあなたとは一緒に住みたくありませんし、直接のお話もしたくありません」
「私とお話したい場合は代理人を立ててください」
 と黄泉国内での別居の申し出があり、それぞれ別々に住むことになった。

 この時の住まいが、熊野那智大社(伊邪那美命)であり、熊野速玉大社(伊邪那岐命)である。

 伊邪那岐命は、妻神の意向をくんで、速玉之男神を代理人として立て、伊邪那美命は事解男神を代理人として立て交渉を継続することになった。
 速玉之男神と事解男神は、唾が飛ぶほどの白熱した交渉を続けるのだが、結局交渉がまとまらなかった。

 この時の交渉の様子が、唾を掛け合っているようにみえるのだ。

 時間だけが過ぎていく状況を鑑みて、伊邪那岐命は、
「私は元の世界に帰らなければならないから、お別れを兼ねて最後の直接交渉をしよう」
 と申し出た。
 こうして黄泉国で、伊邪那岐命と伊邪那美命の最後の直接交渉が行われた。
 この場所が、伊邪那岐命が最初に黄泉国に降り立った神倉神社(新宮市)のゴトビキ岩である。

 伊邪那岐命は、
(1)自分(伊邪那岐命)が黄泉国にやってきた経緯を説明し
(2)自分(伊邪那岐命)の申し出に対して、伊邪那美命がどのように返答してきたのかの記録を示した。
(3)このまま黄泉国に留まっていては自分の領域の職責を果たせなくなるので帰ろうと思う、と告げた。
(4)今後交渉を続けて、合意に至りそうかどうかを最後に伊邪那美命に問うた。

 伊邪那美命は、二人の考えには開きがありすぎて、合意に至るには時間がかかると答えた。
 伊邪那美命の最後の返答を聞いて、これまでの交渉の事柄を記した証書をコトド(異答)岩に納め、伊邪那岐命は黄泉国を去る決心を固め退出にかかった。

 コトド(異答)岩に納めてある証書が、伊邪那岐命と伊邪那美命が呼吸を合わせて作成された最後の書状である。

 伊邪那岐命と伊邪那美命との最後の交渉記録をコトド(異答)岩に納めるとき、伊邪那岐命の言霊から「言(コト)」を分離させ、また、伊邪那美命の言霊から「霊(たま)」を分離させコトド(異答)岩に一緒に納めた。

 伊邪那岐命の側には「霊(たま)」が残り、この残った「霊(たま)」を特別に「玉(たま)」と呼んだ。陸前高田市の玉山神社の「玉」である。つまり、玉山金山の金には、伊邪那岐命の言霊の核心的刻印が刻まれているらしい。
 伊邪那岐命の言霊から「言(こと)」を引いたので、コトド(異答)岩は、「コトビキ岩」(言引き岩)という別名を持つようになった。

 伊邪那美命の側には、「言(こと)」が残り、この「言(こと)」を特別に「事、琴(こと)、九十(こと)」と呼ぶことになった。
 伊邪那美命の「事、琴(こと)、九十(こと)」が残されているので、「トビキ岩」(言引き岩)は「トビキ岩」という別名を持つようになった。

日本神話に伝えられている黄泉平坂の戦い

 意見が一致しないままであっても伊邪那岐命に黄泉国に留まっていて欲しいと願う伊邪那美命は、伊邪那岐命を引き留めにかかった。
 これが日本神話で、黄泉平坂の戦いとして伝えられているものである。

 ここに伊邪那岐命 十挙剣抜きて後手にふきつつさり、三度 黄泉比良坂の坂本に到り給ひき。坂本なる桃の実一二三取りて待ち受け給ひしかば、黄泉軍はことごとに逃げ給ひき。
 ここに伊邪那岐命 桃の実に宣り給はく、汝吾助けし如、あらゆる青人草の苦瀬になやむことあらば、助けてよと宣り給ひて、また葦原の中津国にあらゆる、うつしき青人草の苦瀬に落ちて苦しまん時に助けてよとのり給ひて、おほかむつみの命、オオカムツミノ命と名付け給ひき。
 ここに至って伊邪那美命は、千引岩で黄泉平坂に塞ぎ、伊邪那岐命に次のように呼びかけた。
「うつくしき吾が那勢命(伊邪那岐命)、時廻り来る時あれば、この千引の磐戸、共にあけなん」
 と。
 伊邪那岐命は伊邪那美命に
「しかよけむ」
 と応えている。
 ここに妹・伊邪那美の命、
「汝の国の人草、日にちひと死(まけ)」
 と申し給ひき。伊邪那岐命 宣り給はく、
「吾は一日(ひとひ)に千五百(ちいほ)生まなむ」
 と申し給ひき。

 こうして、伊邪那美命によって千引の岩戸は閉められ
 1500ー1000=500
 という計算式がのこった。500が神の国・日本の別名であり、50が伊勢の別名である。

 2016年6月11日、神漏岐神漏美命の立ち合いのもとで伊邪那岐命と伊邪那美命は千引岩戸を共に開けている。

伊邪那美命が歌う「君が代」

 千引岩戸を閉めて別れる決心をしても、未練の残る伊邪那美命は、福岡県・志賀島にある志賀海神社まで伊邪那岐命を追ってきた。
 そして最後の最後に、伊邪那美命は伊邪那岐命に向けて別れの歌を詠んだ。

  我が君(伊邪那岐命)は
   千代にやちよに
     さざれ石の
       巌となりて
        苔のむすまで

 この歌が君が代の元歌として『古今和歌集』に収録されている。

 伊邪那美命と一緒に伊邪那岐命を追ってきた伊邪那美命の軍団は、福岡県・志賀島にある志賀海神社の「山誉め祭、神楽歌」として詠んだ。

  君(ナギナミ二神)が代は 
   千代に八千代に 
    さざれ石の 
     いわおとなりて 
      こけのむすまで

 伊邪那美命とその軍団が詠んだ歌に対して、受け手の伊邪那岐命の軍団は薩摩琵琶の「蓬莱山」の歌詞で受けとめている。

 < 薩摩琵琶歌「蓬莱山」 >
  めでたやな 
  君(ナギナミ二神)が恵みは久方の 光り長閑き春の日に
  不老門を立出で 四方の景色を詠むれば
  峰の小松に雛鶴棲みて 谷の小川に亀遊ぶ

  君(ナギナミ二神)が代は 
   千代に八千代に
    さざれ石の 
     巌となりて 
      苔のむすまで

 日本の国歌「君が代」は、伊邪那美命とその軍勢、そして伊邪那岐命の軍勢の三者の歌い合わせで構成されている。

 日本の国歌・君が代に思いを馳せるとき、私は涙を禁じ得ない。

玉山金山の玉山神社での御神事

 陸前高田市の玉山金山の玉山神社での神籬御神事は、ウクライナ戦争を見据えての御神事であった。
 御神事を終えて、5月15日に帰京する車中で、プーチン大統領の病気について報じられ、翌日はウクライナ南東部の激戦地マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から負傷した兵士らの退避が始まった、という報道がなされた。
 大きな御神事を行うと、局面が変わっていく。

 しかし、玉山神社での神籬御神事は、こういう現世的出来事を遥かに超えて、神代の昔の伊邪那岐命と伊邪那美命が最後の別れとなる交渉の場面へと連れていってくれた。

 玉山神社から、日本各地に配置するために依り代の石を頂戴してきたのだが、5月17日昼過ぎに石を洗浄していると天照皇大御神さまと牛頭天皇が
「この石とこの石で、言引き岩を開けることができますよ」
 と話しかけてくれる。

 天照皇大御神さまが話される「言引き岩」とは、「ゴトビキ岩」のことで、新宮市の神倉神社の磐座である。

 天照皇大御神さまに指定された石は4個だ。

 玉山金山の玉山神社で神籬御神事を行って得た依り代の石を神倉神社の「ゴトビキ岩」に納めることによって、伊邪那岐命と伊邪那美命が別れる原因となった「闇」を引き出せるらしい。

なぜ玉山神社の4個の石で言引き岩が開くのか?

 私は家族で、伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みの史跡を中心に日本各地をまわってきた。
 伊邪那岐命と伊邪那美命は「おのころ」の四音をコオロコオロとかき鳴らして国生みしていくわけだが、日本各地をまわる初期の頃から「おのころ」の四音では国生みはできないと直感的に思っていた。
 1996年9月、国生みに使う「音」は四音ではなく、五音であるはずで、そのことを確かめたくて岩手県の五葉山に行く予定をたてていた。五葉山に向けて出発する直前に、モーゼの妻・ツイポラが現れて、能登半島に来るように求めるので、五葉山(岩手県)から能登半島に変更した経緯があった。

 陸前高田市の玉山神社での神籬御神事の結果、やはり、国生みで使う音は五音でないと「御恩(五音)返し」にならないのでおかしい、と再び思った。

 なぜ天津神々は「おのころ」の四音を伊邪那岐命と伊邪那美命に授けられたのかといえば、「おのころ」の四音で、4つの闇の階層を収斂させるためである、と気づいた。
 闇が「門」+「音」であることに1995年から気づいており、「創世記」〔1:2〕で記述される「闇」と関係があると自覚していた。
〔創1:1〕初めに、神は天地を創造された。
〔創1:2〕地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。

 1995年から始まった私の御神業は、
(1)前の宇宙のどの時期に闇が発生し、
(2)どの時期に闇が闇を産み、
(3)次、どういう神の苦しみがあり、それがまたどういうふうに闇を産んでいったか、
 ・・・を明らかにすることにあった。
(4)この三重構造の闇の影響から前の宇宙の統治神「あめゆづるひあめのさぎり命」の妻神(くにゆづるつきくにのさぎり命)が、夫神への操を守るためにご自分自身に呪いをかけ、自分の秘密を封じてしまったため、また深い闇が発生している。
 この四番目の闇が一番大きく謎めいている闇となった。
 第48代称徳天皇(764年~770年)の時代、道鏡が台頭する神霊上の根拠をこの四番目の闇のなかに見出すことができる。

 伊邪那岐命(あめゆづるひあめのさぎり命)と伊邪那美命(くにゆづるつきくにのさぎり命)の御魂の内部にあるビックバーン以前の神代の過去生のなかから、「おのころ」の四音で4つの階層の闇へ収斂させ、「コトド」のなかで発酵させ、分解される時期を天之大神様は待ってくださったらしい。

 神倉神社のゴトビキ岩を開くと、ビックバーンの発生原因となった4つの階層の闇をキレイに抽出・除去できるところまで来たのだ、と思う。

 私は、「コトド」内部の物語を、沖縄と奄美大島のおなり信仰やうなり信仰のなかに見てきた。
 また、須弥山を支える空輪>風輪>水輪>金輪際>金輪の状況がどのようになっているのかをみることによって、「コトド」内部の物語を見てきた。特に「金輪際(こんりんざい)」内部の状況把握がとても重要だった。

 神とは愛であり喜びだが、愛や喜びとなるまえに苦しみがあり哀しみがあった。

 現在の宇宙の全てが、前の宇宙の素材を用いているので、深奥の4つの階層の全ての闇を晴らして初めて、現在のビックバーン宇宙が次のステージに行く資格を有することになる。

 あめゆづるひあめのさぎり命、
 神倉神社のゴトビキ岩(言引き岩)のなかにおられる、くにゆづるつきくにのさぎり命と御子神を謹んでお迎え申し上げます。

 ゴトビキ岩に秘められてきた伊邪那岐命と伊邪那美命の証書には、二神の言霊の核心が置いてあるので、時の経過とともに証書に刻まれた言霊は育まれている。
 ゴトビキ岩の内側で成長した言霊と、外側で成長した言霊が回合する時期にきていて、2022年6月10日の「時の記念日」が啐啄(そったく)の日である。
 これで、伊邪那岐命と伊邪那美命の意見不一致となったワダカマリが消失することになろう。

2022年5月14日の玉山神社での神籬御神事

 奈良時代に第45代聖武天皇(701年~756年)が、仏教の教えを中心にして東大寺を建立するとき、その勧進(民間から資金、資材などを募る役)をつとめたのが行基(668~749年)であった。

 昨年2021年7月24日に箱根芦ノ湖で九頭龍御神事を行ったとき、万巻上人から福井県の泰澄上人の史跡に行くことを勧められ、2021年8月7-8日に福井県の九頭龍湖で九頭龍御神事を行い、泰澄上人の史跡を追った。
 神亀2年(725)、行基が白山に参詣して泰澄と会見している。
 行基のほうが14歳年上だが、二人とも意気投合して、弥勒様のもとで再び会おうと約束しあったという。

 昨年2021年の御神事のおさらいをしておくと、西暦552年に丁未の乱がおきて、物部守屋が蘇我馬子・聖徳太子の連合に敗れ、仏教が国教化される流れに動いていった。
 丁未の乱まで宮中から民間で行われていた神道的な御神事は、役小角(634年~706年)の修験道として集約されていった。
 聖徳太子(574年~622年)も神道と仏教の融和をはかるが、すぐにはうまく事が運ばない。
 仏教側からみると役小角(634年~706年)の修験道は、邪道に見えてしまうので、役小角は迫害を受けた。
 聖徳太子の次に仏教と修験道の融和をはかったのが泰澄(682年~767年)であった。
 泰澄(682年~767年)の業績を踏まえて、箱根の万巻上人(737年?~816年)が仏教と修験道の習合をなしとげ現在の在り方を作ってくれている。
 泰澄(682年~767年)と行基(668~749年)は同時代を生きており、行基は仏教の民衆化に尽力している。

 泰澄と行基が生きていた時代に、東大寺が仏教の象徴として建立されていくわけだが、行基は陸前高田に金を探しにやってきた。
 山道を歩き疲れた行基が、休憩がてら岩に腰掛け、食事をとり、一眠りしたとき、夢の中に、二人の幼い子供を引き連れた、とても美しい女性が現れたという。
 その女性は、自らを「弁財天」と名乗り、行基に次のよう言った。
「もう少し進んだ先にある山には、金がたくさん眠っているから探してごらんなさい。」

 目覚めた行基は、弁財天様のお言葉を信じ、山へと向かい、拳一つほどの大きな金の塊を発見した。
 それが今の「玉山金山」と呼ばれるところだ。

 行基が玉山金山を発見したことから、伏見大社より金山守護神として勧請した後、藤原清衡が神社を奉斎したのが竹駒神社であり、玉山神社である。

 泰澄の平泉寺白山神社の林泉(御手洗池)もこの手の伝承を持っている。
  - – - 
 泰澄大師は養老元年(717)白山登拝の途中 林泉を発見され、大師の祈念に応じて泉の中の影向石に白山の大神が出現され、
「神明遊止の地なり」
 とのお告げがあったため、当地に社を建てて白山の神を奉斎されたと伝える。
 当社発祥の地であり、「平泉寺」や「平清水」(平安時代の当社の呼称の1つ)の名の由来はここにある。
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 泰澄と行基の関係から玉山神社を象徴性で見た場合、箱根の箱根神社、平泉寺白山神社と同じくらいの重要性があるはずである。

第45代聖武天皇(701年~756年)の大仏開眼、第46代 孝謙天皇(第48代 称徳天皇)

 第45代聖武天皇(701年~756年)の大仏建立の詔から9年後の752年、1万人が見守るなか大仏の披露が行われ、4年後の756年に第45代聖武天皇は崩御された。
 行基は749年に亡くなっているので大仏開眼には立ち会っていない。

 聖武天皇の皇統を引き継いだのは女帝の第46代孝謙天皇であり、重祚して第48代称徳天皇(764年~770年)として即位された。重祚して第48代称徳天皇として即位された764年~770年の6年間、称徳天皇と道鏡による政権運営が行われることになった。

 第48代称徳天皇として即位された764年とは、まだ泰澄(682年~767年)が生きているし、万巻上人(737年?~816年)も活動されている。
 いわゆる道鏡事件がおきるのは、泰澄が亡くなって2年後の第48代称徳天皇の769年の時だ。

 私は、この道鏡事件に九頭龍と九頭龍を背後から利用してきた「闇」の影響をみている。

 奈良時代の神護景雲3年(769年)5月、宇佐八幡宮より第48代 称徳天皇(孝謙天皇)に対して
「道鏡が皇位に就くべし」
 との託宣を受けて、弓削道鏡が天皇位を得ようとし、紛糾が起こった。
 和気清麻呂は天皇の勅使として神護景雲3年(769年)8月に宇佐神宮に参宮。
 和気清麻呂は
「わが国は開闢このかた、君臣のこと定まれり。臣をもて君とする、いまだこれあらず。天つ日嗣は、必ず皇緒を立てよ。無道の人はよろしく早く掃除すべし」
 という大神の神託を大和に持ち帰り奏上する。

 いわゆる道鏡の宮廷での台頭は第48代称徳天皇の時代の764年~770年に顕著だったが、泰澄(682年~767年)と万巻上人(737年?~816年)が福井県と箱根で九頭龍を調伏している期間に起こっている。

 万巻上人(737年?~816年)に焦点を合わせれば、第46代孝謙天皇の時代、万巻上人は天平宝字元年(757年)朝廷の命を受けて、箱根山の山岳信仰を束ねる目的で箱根山に入山している。
 嵯峨天皇の時代(809年~823年)に、万巻上人(737年?~816年)が箱根神社再建の勅許を得るため上京したが、その帰途に病を得て太子堂にて療養し、弘仁7年(816年)10月2日に死去した。

 空海(774年~835年)は、九頭龍の猛威が吹き荒れる中、真名井御前との間に1200年に及ぶ秘めたる愛の一筋を通し、崩れ行く世相を仏界のほうから支えてこられた。

 以上が、聖徳太子の時代の西暦552年に丁未の乱から、835年空海入定までのザックリした仏教と修験道の流れである。

 今回2022年5月14日に行った玉山金山での神籬御神事によって、玉山金山の金とは伊邪那岐命の言霊の核心であり、言霊の依り代であることが明らかになった。

 玉山金山の金は、奈良の大仏に使われ、仏教発展の象徴となっている。
 玉山金山の金は義経のチンギスカンによってモンゴルからウクライナまで持ち出されているし、護良親王によってヨーロッパに持ち出され、近代の産業革命の準備をしてきた。

 玉山金山の金には、伊邪那岐命の言霊の特別な刻印が刻まれているということだ。

玉山金山の千人杭の物語

 陸前高田市にある玉山金山最盛期の頃の主坑を「千人坑」という。一度に千人が金の採掘をしたので「千人坑」と呼ばれている。
 ある日、千人坑で小牛ほどの金塊が見つかった。普段は女人禁制の金山も、この時ばかりは全員総出で掘り出しにかかる。オソトキという信心深い女性が坑の中に入ると、どこからともなく自分の名前を呼ぶ声がする。オソトキが外に出た瞬間、落盤が起きた。中にいた全員は死に、金塊も再び土に埋もれてしまったという。

 モーゼがシナイ山に登っているとき、金の子牛を造る事件がおきて、神の怒りに触れたことを彷彿させる物語だ。
 しかも、伊邪那美命が「ひとまけ(千人喰い殺す)」という場面にも繋がっている。

 明治になって、金への期待は近代日本の歴史をも動かした。明治37(1904)年、隣の宮城県気仙沼市の金山から、金の含有量83%という高品質な2・5キロの大きな金鉱石が見つかった。これを機に東京帝国大学の工学博士がこの一帯の金山には時価40億円以上の埋蔵量があるという報告書を発表し、米英国から日露戦争の戦費を調達するさい、玉山金山自体が日露戦争の軍資金の借入金の担保となった。

 ユダヤ人のジェイコブ・シフが日露戦争の半分の戦費調達に応じている。

 2022年5月14日イスラエル建国記念日に行った玉山金山での神籬御神事で、玉山金山の金は伊邪那岐命の言霊の核心の依り代であることが明らかとなった。
『旧約聖書』の神は伊邪那岐命なのだから、出エジプトの伝承に似た物語が残っていて不思議でないし、ユダヤ人が密接に関わっていて不思議でない。

 玉山金山は、摩訶不思議な場所である。

 おそらく、玉山金山から産出された金には、伊邪那岐命の特別な刻印が刻まれており、今回神籬御神事で頂戴してきた依り代を新宮市のゴトビキ岩に納めると、これまで玉山金山から産出された金の全てが伊邪那岐命の言霊に反応していくことになるのだと思う。
 また、2020年7月5日に佐渡島で鬼の封印を解き、神のメッセージを伝える鳳凰の飛行ルートを確保したが、新宮市のゴトビキ岩での神籬御神事を行うと、佐渡島から産出した金の全てが鳳凰の依り代になっていくのだと思う。
 これまで人類が産出してきた金の総量の、1%近い金が玉山金山と佐渡島の金であろう。

 6月10日に神倉神社で神籬御神事を行うことによって、伊邪那岐命と伊邪那美命は世界の経済と軍事へのアプローチ手段を確保することになる。

  – – – – – – – – – – – –
 5月14日の玉山金山の御神事の流れで、6月10日の「時の記念日」に「言引き岩」開きに行ってきます。
「6月10日、陸前高田市の玉山金山の依り代を新宮市の神倉神社に納めよ」
 という天照皇大御神さまからの御神命でした。
<6月10日>
(1)4時45分、和歌山県新宮市の日の出です。
  弥彦神社(新潟県)の御祭神・高倉下命が仕えていた神倉神社(和歌山県新宮市神倉1-12-8)で神籬御神事。
(2)神武天皇聖蹟_熊野神邑 (くまぬのかみのむら)顕彰碑がある阿須賀神社(和歌山県新宮市阿須賀1-2)。
(3)熊野早玉男大社(和歌山県新宮市新宮1)。
(4)熊野本宮大社旧社地(和歌山県田辺市本宮町本宮1) 大斎原(おおゆのはら)で神籬御神事。
(5)熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町本宮1110)。
(6)熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1)。
(7)飛瀧神社、那智の大滝(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1)。
(8)神武天皇聖蹟_狭野(さぬ)顕彰碑(和歌山県新宮市佐野3丁目佐野王子碑南西側)
(9)花の窟(三重県熊野市有馬町130)と産田神社(三重県熊野市有馬町1814)
  – – – – – - 
<6月11日>
(10)伊勢神宮内宮_早朝参拝。
(11)伊勢神宮外宮。
(12)皇大神宮別宮 瀧原宮(三重県度会郡大紀町滝原872)
  熊野から粥見神社へいくとき、必ず瀧原宮を通ります。
  熊野灘で難破し、高倉下命に助けられた神武天皇の皇軍は烏岳から大和へ侵入していく。
(13)粥見神社(三重県松阪市飯南町粥見2454)
  櫛田川流域の粥見神社の東にある烏岳が神武天皇の皇軍の跡。

 今まさに進行している神話の形成を、リアルタイムでみなさまと共有できている奇跡に、ただただ感謝します。

 厳しい時代、みなさまのご協力に感謝します。
 御神事へのご協力とお問い合わせはこちらからお願いします。
 http://www.tukinohikari.jp/housankai/contact/index.html

(1)2022年5月14日、陸前高田市の奇跡の1本松

(2)2022年5月14日、冰上神社

    - – – –
<1995年12月5日
 国常立大神さまがお帰りになられる時の歌>

  愛と希望の光
  この世を満たせ
  はるか永遠の時いたるまで、
  この世を満たせ。
  すばらしきかな、この世の建て替え。
  われら手を取り合って、
  永遠の光に向かって進め。
  時すぎて 人間たち
  我らにすがろうとも、
  われら振り返らず 進め。
  ありがたい ありがたい
  といって進めよ。

■ 昨年2020年に目標に掲げた英文の電子書籍は
 アメリカのアマゾンで公開され、宣伝も行われています。■

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 電子書籍の宣伝と動画の目的は、
 日本神話と聖書を語るキッカケを作ることにあります。

 期待すべき効果は、
 善良で理論的なユダヤ人、
 ならびに「創世記」を信仰の原典にする民族が
「主」と淡路島の伊邪那岐命の関連を発見し
 淡路島の学術調査を行う動きをつくることにあります。

 動画の教育効果と宣伝効果は極めて高いので
 動画に費用を集中させたいと思っています。

 2019年、2020年、2021年と2022年の御神事と
 これからの世界の動きを見据えてご協力お願いします。
http://www.tukinohikari.jp/housankai/contact/index.html

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『誰も知らない天照大御神の岩戸開きの真相!』
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『誰も知らない、伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みの真実!』
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 英文の電子書籍(2021年1月1日刊)
  2700-year-old Ancient Jewish relics from Japan:
 A small round tombstone carved with female genitals,
 and Ring with a female deer engraved.
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   ☆☆☆                ☆
   ☆☆      編集後記      ☆☆
   ☆                ☆☆☆
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 2019年の5月から、天皇陛下の即位の礼と大嘗祭に合わせて
 対馬御神事を行ったのは、
 2018年10月30日に、韓国の最高裁で徴用工判決がでたからでした。

 続いて韓国は、
 2018年12月20日に、海軍艦艇が海上自衛隊の哨戒機に対し、
 ロックオンするという行動にでた。

 天皇陛下の御代替わりに当たって、
 伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みラインで
 半島-大陸と日本に神霊上の防御線引いておく必要を
 切に感じたからだ。

 2019年、天皇陛下の御代替わりの儀式に合わせ
 対馬御神事を行った結果、
 北朝鮮の指導神は
「われわれが負けたらこの地球は破滅させなければならない。
 われわれのいない地球など必要ない」
 と考える神と確定されました。
 太永浩著『三階書記室の暗号 北朝鮮外交秘録』

 この著者・太永浩氏は2020年4月15日の韓国総選挙で
 見事当選を果たしている。

 実際どういう動きになっていくのか注目したい。

 また、南朝鮮の指導神は
 大祓祝詞の天津罪を意図的に犯す天之益人たち
 と確定されている。

 韓国の人たちが
 日本や中国に強気ででたくなってしまう特性は
 高天原の天之益人という心性を南朝鮮に集めているからだ。

 2020年4月15日の韓国総選挙で、
 文大統領の与党は圧勝したので
 この傾向はますます盛んになるだろう。

 日本国内では、大祓祝詞をキッチリ奏上すれば
 回避できるが、対外的には、
 日本神話をベースにして
 聖書に依拠しないと厳しいかもしれない。

 また、この度の
 武漢発新型コロナウィルス騒動で
 中国の指導神は高オカミ神と定まったような気がする。

 高オカミ神の本質は
 神の真実の情報を隠蔽し
 誤った方向に誘導する部分にある。

 北朝鮮の指導神も
 南朝鮮の指導神も
 皇居の宮中三殿におられる。

 中国の指導神と考えられる高オカミ神も
 宮中三殿におられる。

 それぞれが
 宮中三殿に祀られて状態で
 担当領域として
 国や地域が定められている。

 天皇陛下の宮中祭祀に
 多くの方が心を寄せれば
 なんとか世界は持ちこたえられます。

 みなさんの地元の神社の宮司さんが
 天皇陛下の名代であるという事実を
 昨年の即位の礼や大嘗祭でリアルに示されましたので
 地元の神社を中心とした御参拝が大切です。

┏2021年から2022年のテーマ━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  2012(平成24)年12月21日の冬至の日が、
 現在のビックバーン宇宙の137億年の期間を満了した日でした。
  2013(平成25)年は、138億年の第一年目の年で、
 伊勢神宮の第62回式年遷宮と出雲大社の60年ぶりの遷御がありました。
  2021年は、138億年の第九年目の年で、令和3年です。
 ——–
  2021年のミッションは2つです。
(1)淡路島の古代ユダヤ遺跡のもつ意味を伝えるために
  アメリカ・イギリスで発表した電子書籍の宣伝広告を充実させること、
  そしてイスラエル・イタリアでも発表する事。
   http://komoeiseki.com/69/index.html
   http://ougisyo.net/
(2)国際情勢を鑑みて、伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みと神生みの島々で
  5-6-7月に竜宮御神事を行う事。
   特に、筑紫島・壱岐島・対馬・佐渡島・大倭秋津島、
  そして、淡路島の伊弉諾神宮。
   そのために、「月の光奉賛会」の活動を拡充させること。
   http://www.tukinohikari.jp/housankai/index.html
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━2021年から2022年のテーマ┛

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│\/│ 成田 亨(月の光奉賛会 代表)
│\/│ http://www.tukinohikari.jp/housankai/index.html
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|メルマガ発行:成田 亨(株式会社安心)
| TEL 080-9175-4666
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 何千何億の星の中に一筋の光を見る。
 それがテーマ。
 「スーラー」という星が元(もと)、今まで以上に光るぞ
 137億年まえのビックバーンでも滅亡しなかった星です。
 この星があったからこそ、宇宙卵と呼ばれるファーストスターが誕生できた。
 つまり、宇宙法則や物理法則の全てがある星です。