九頭龍は9月30日に天に戻り、白玉龍神として生まれ変わりました!/ 8月7-8日の白山の伊邪那美命に絡む九頭龍御神事  = 2021年10月12日のメルマガです

 本年は九頭龍絡みの御神事を集中的に行ったおかげで、九頭龍は9月30日に天の入り口に到着し、あらたに生まれ変わっています。
 名前を付けないと認識できないので、芦ノ湖畔にある白龍(はくりゅう)と白山(しらやま)から「しらたま(白玉)」龍神と名前をつけさせていただきました。

 5月、奄美大島の御神事。
 7月、箱根芦ノ湖の九頭龍御神事。
 8月、白山の伊邪那美命に関わる九頭龍御神事。
 9月、戸隠の九頭龍御神事です。

 白玉龍神(九頭龍)は、出雲の神在月のとき大己貴命(天之蕗根命)の配下に入る予定ですが、そのときまで自分がどんだけ悪さをしてきたのか検証を行っており、どうやったら被害少なく次の神代にいけるかの検討にはいっています。

 大己貴命(天之蕗根命)が出雲の神在月で白玉龍神(九頭龍)を国津神々に紹介すると、悪の神々に激震が走るのは必至!
「あの超極悪龍の九頭龍でさえ、神々の一翼に加わっている」
 と実地に示されるので、悪の神々の世界が雪崩をうって崩壊に向かうのは必定。
 現実社会に終末戦争のようなカタストロフィーをもたらすことなく、次の神代の時代に入るためにも、九頭龍発生のキッカケになった高龗神にメスを入れておく必要があります。

 高龗神を直感的に理解するには、高龗神を御祭神とする京都貴船神社奥宮の木立の茂みが、「呪い」を行う隠れた霊地になっていることから知ることができると思う。
 高龗神とは、悪さをする神々の隠れ蓑になっているわけですが、私も、どういう状況になっているか全体像の把握ができないでいました。白玉龍神(九頭龍)のなかにある記憶庫を頼りに、高龗神の全体像が見えてきたところです。

 人の心とは、生きとし生けるものの幸福を願うために神様から与えられているのであって、人の心を使って妬んだり呪ったり憎んだりしてはいけないのです。
 ところが、現状は憎しみや呪いや妬みが横行してきた。
 憎しみには憎しみを司る神がいて
 呪いには呪いを司る神がいて
 怒りには怒りを司る神がいる。
 日本は八百万神がいるので、当然ですね。

 ところが、こういう神々は高龗神のなかに隠れていて、どういう実態になっているか分からなかったのです。

 白玉龍神(九頭龍)が9月30日に天での学びの期間に入ったことを見届けて、10月3日に高龗神の御神事を行うべきだ、と思うようになりました。
 これまで一緒に御神事を行ってくれた方々の予定を調整して、
 11月21日、京都貴船神社奥宮と奈良県丹生川上神社上社
 11月22日、天之香具山の頂上と、室生龍穴神社
 で神籬をたてた御神事を行います。
 悪さをしてきた神々の隠れ蓑にさせられてきた高龗神を、還元浄化できる最後の機会になるような気がします。
 http://www.tukinohikari.jp/housankai/contact/index.html

 詳細はまたメルマガで報告させていただきますが、本日は、8月7-8日の白山の伊邪那美命に絡む九頭龍御神事の報告です。

■さて、今日のテーマは
 8月7-8日の白山の伊邪那美命に絡む九頭龍御神事の報告
 ~ 泰澄上人の不思議さ ~

 2021年5月25日から5月28日まで奄美大島の御神事を行い、状況の推移を追っていると、2021年7月3日午前10時半ごろ、熱海市伊豆山地区の逢初川(あいぞめがわ)で土石流が発生し、27名が犠牲になるという災害が発生しました。

 山や川が崩れる現象が、崩龍(九頭龍)の現象形態の一つなので、九頭龍神社本宮のある芦ノ湖の状況を確認し、7月6日午前中に
「7月24日の御神事は芦ノ湖畔の九頭龍本宮と箱根の神山で行いましょう」
 と、奄美大島の御神事に参加してくれている方々に連絡をとった。
 こうして、7月6日の夜に「7月24日の芦ノ湖畔での九頭龍御神事」が決まった。

 7月9日、箱根の九頭龍神社本宮を創祀された万巻上人に九頭龍を祀ってくれたことに対して感謝の思いを伝えると、即座に
「白山を開いた泰澄上人(682年7月20日~767年4月20日)のところにも行っていただきたい」
 と万巻上人から要請があった。

 泰澄上人(682年7月20日~767年4月20日)は、「越の大徳」という讃え名をもつ偉人である

 泰澄上人は幼少の頃より神童の誉れ高く、14歳の696年(持統天皇10年)には、十一面観音の夢告を受け、麻生津から越知山の坂本の岩屋までの片道15km程の道のりを走りに走って夜通し修行を行い、また朝には家に戻るという苦行難行を続けていたという。
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 泰澄21歳の702年(大宝2年)、悟りを開き不思議な霊力を身につけ、その名声は奈良の都にも知れ渡ることとなり、伴安麻呂が勅使として遣わされ、泰澄は鎮護国家の法師となった。この702年(大宝2年)、能登島より小沙弥(こさや)が訪れ、やがて泰澄の身の回りの世話をするようになり、臥行者(ふせのぎょうじゃ)と呼ばれるようになった。
 泰澄30歳の712年(和銅5年)、出羽の船頭の神部浄定(きよさだ)が弟子に加わった。
 泰澄34歳の716年(霊亀2年)、白山神とみられる貴女の夢告を受け、
 泰澄35歳の717年(養老元年)4月1日、母のゆかりの地である白山の麓の大野隈、苔川東の伊野原に来宿した。そこでまた、貴女から東の林泉(平泉寺白山神社の御手洗池)に来るように告げられた。泰澄は林泉(平泉寺白山神社の御手洗池)に来て祈念すると、貴女が再び現れ、自分は伊弉冉尊で妙理大権現と号すと語った。
 そして、二人の弟子とともに霊峰白山へ登頂を果たし、千日間にも及ぶ厳しい修行を積んだという。
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 717年(養老元年)泰澄が白山の主峰・御前峰(ごぜんがみね)に登って瞑想していた時に、緑碧池(翠ヶ池)から十一面観音の垂迹である九頭龍王が出現して、自らを伊弉冊尊の化身で白山明神・妙理大菩薩と名乗って顕現したのが起源で、併せて白山修験場開創の由来と伝わる。
 続いて別山(左弧峰)で聖観音の現身である小白山別山大行事、大汝峰(右弧峰)で阿弥陀の現身である大己貴命を感得した。

  – – – <参考までに> – – - 
 聖徳太子(574年~622年4月8日)を代表とする仏教勢力が、物部守屋(神道)を滅ぼした587年の丁未(ていび)の乱とは宗教戦争だったが、これ以降、在野の神道界は、役小角(634年~706年)の修験道としてまとまっていくことになった。仏教界は、鑑真和尚(688年~763年)のような鎮護国家を標榜する国家仏教になっていくが、同じ頃、行基(668年~749年)を中心とした都市流民を救済する民衆仏教の動きもでてきた。
 丁未の乱(587年)という宗教戦争で断裂した、神道と仏教の混淆(習合)は、泰澄(682年~767年)が神の山といわれていた白山に登拝し九頭龍と伊邪那美命の関わりを紐解くことから始まり、箱根の万巻上人(719年~)が九頭龍を調伏することによって完成したといえる。
 仏教の潮流は、587年の丁未(ていび)の乱から100年経たところで泰澄(682年~767年)と万巻上人によって神仏混淆(習合)がなされ、200年経たころ、最澄(767年~822年)と空海(774年~835年)によって完成していくことになる。
  – – – – – - 
 神仏混淆(習合)という考え方が整っていく過程で、神道における神は、仏が民衆を救うために姿を変えてこの世に現れたのだという考え方が登場し、これを「本地垂迹(ほんちすいじゃく)」という。仏菩薩がこの世の人を救うために仮に姿を現すとし、仏菩薩を本地(真実の身)、神を垂迹(仮の身)とする思想である。
「本地垂迹(ほんちすいじゃく)」という考え方に対して、鎌倉時代中期には、逆に仏が神の権化で、神が主で仏が従うと考える神本仏迹説(しんぽんぶつじゃくせつ)も現れ、度会行忠(1236年~1306年)・家行(1256年~1351年)により体系づけられた。
 室町時代、京都吉田神社の神職吉田兼倶(1435年~1511年)が「反本地垂迹」を提唱している。
  – – – – – - 

 十一面観音というフィルターを設けることによって、九頭龍と伊邪那美命の間に楔を打ち込むことに成功したことが、泰澄上人の偉大な業績の一つである。
 神の代で未解決だった九頭龍問題が、
「九頭龍 ⇔ 十一面観音 ⇔ 伊邪那美命」
 という連関図の中でとらえることができるようになり、この成果を踏まえ、箱根の万巻上人は九頭龍を調伏することに成功している。
 泰澄上人と万巻上人の達成があって初めて、この度の御神事で九頭龍誕生の経緯を追うことができたのだと思う。

2021年8月7日6時、白山中居神社

 2021年8月6日23時に東京駅で待ち合わせ、夜の高速道を岐阜県郡上市白鳥町の白山中居神社(岐阜県郡上市白鳥町石徹白)に向けて出発した。

 美濃馬場は郡上市白鳥町にある長滝白山神社(岐阜県郡上市白鳥町)なのだが、白山中居神社と長滝白山神社の間にある山が分水嶺になっており、白山水系の水は、白山中居神社の西側を流れる石徹白川に集まり、福井県の九頭龍川に合流していく。
 美濃馬場の長滝白山神社の東を流れる長良川は愛知県桑名市で揖斐川と合流し伊勢湾に注ぐ。

 2009年5月の参拝では、白山登山口にあたる白山中居神社→美濃馬場の長滝白山神社という参拝順で、美濃街道を西進し、九頭龍湖半の穴馬神社と車を進めている。
 今回は、瓊々杵尊の天孫降臨に倣って、石徹白川を九頭龍川方面へと降り九頭龍川に合流するルートを通った。
 白山中居神社の西相殿で瓊々杵尊と磐長姫神が祀られているのは、瓊々杵尊が天孫降臨する直前に白山登拝を行い、白山中居神社で宴を催し、石徹白川→九頭竜川というルートで降られているからであろう。瓊々杵尊も九頭龍を追跡していたと思われる。
 瓊々杵尊の時代は、九頭龍の発生源は磐長姫神の領域にあるというところまでは把握できるようになっていたと思う。

2021年8月7日8時、穴馬神社で九頭龍湖を遥拝しながら神籬を立てる

 穴馬神社は、1964年(昭和39年)、九頭竜ダムの建設で水没した氏神様をまとめて祀るために作られた神社で、九頭龍御神事を行うには最もふさわしい神社である。
 御祭神は、天照皇大神、伊弉册尊、天兒屋根命、譽田別尊である。

 穴馬神社から九頭龍湖を遥拝する形で神籬を立て御神事を開始すると、九頭龍が九頭龍湖から大きな胴体と頭をもたげている。
「なぜ、オレがここを立ち去らねばならぬのか」
 とスゴンデくる。
「時がやってきて、時の定めに従うように」
 と諭す。
 長きにわたり、九頭龍の天下だったが、九頭龍が還元浄化される時がやってきた。

  – – – – – - 
 2008年12月26日に天之大神さまから、
「(九頭龍は)西におる」
「そなたたちが夢や希望に満ちたことをいうのを、疎(うと)ましく思っておる」
「闇から引きずりださねばならん」
 という指摘を受けていた。
 我が家のある東京都練馬区からみて、西にいる九頭龍とは、九頭龍湖一帯に潜む九頭龍だと推察され、2009年5月にこのあたり一帯の調査にきている。
 龍宮城の入り口があると伝承されている白馬洞の位置も確認していた。

 12年経った今年2021年(令和3年)5月26日、奄美大島の赤尾木湾での御神事が龍宮を再興する御神事になっていた。
 http://www.tukinohikari.jp/ch/2021/06/03/minakanushi/

 奄美大島の赤尾木湾から始まった龍宮再興の動きは、九頭龍湖にも押し寄せていて、白馬洞から龍宮への洞窟に隠れていた九頭龍も隠れることができなくなった。
 芦ノ湖の九頭龍と同じように、戸隠で待機するように諭した。

2021年8月7日10時、白馬洞近くの「箱が瀬橋(夢のかけ橋)」から供物を湖面に流す

 長らく私が苦しんできたイソギンチャクのような、ワカメのような得体の知れない物体が九頭龍の神霊上の実体と自覚していた。

 神智学のブラヴァツキーもイソギンチャクのような線状の生き物を見ているのだが、ブラヴァツキーは宇宙の永遠の命の源と理解している。
 立場が違うと捉え方が違うが、同じものを見ている人がいるという点は救われる。

 天之大神さまから
「そなたが長年苦しんできたものじゃ」
 と指摘されてきた生き物は、高龗神から九頭龍の流れにある神で、名前を与えられていない煙のような存在である。

 紀元前10,948年に歳差運動の「時の区切り」を迎え、「時の振動」が響き渡ったとき、太陽系は九頭龍の暴威に耐えられなくなり、紀元前10,948年から5年後の紀元前10,943年にノアの洪水とホピの洪水が発生している。
 ノアの洪水とホピの洪水によって、高天原は崩落し、龍宮も押しつぶされてしまった。

 九頭龍は、龍宮の通路の闇に潜み続けていたが、2021年(令和3年)5月26日の奄美大島の赤尾木湾での龍宮御神事によって、通路からトコロテンのように押し出されてしまったのだ。
 http://www.tukinohikari.jp/ch/2021/06/03/minakanushi/

 穴馬神社の御神事の供物を 白馬洞近くの「箱が瀬橋(夢のかけ橋)」から湖面に流した。
 御神事の供物にしたスルメの足、ワカメ、日本酒で九頭龍を誘い出しし、法螺貝の音で、九頭龍湖の九頭龍を戸隠の九頭龍神社へ誘導した。

 8月7日はこのあと、福井県の平泉寺白山神社と石川県の白山比咩神社の参拝に向かい、夕方の5時くらいに、石川県から福井県越前町の宿へ向けて車を走らせた。
 九頭龍川を渡るとき、九頭龍川の橋に入ると雨になり、九頭龍川を抜けると雨があがった。実に分かりやすい現象で、こういうことから、今回の九頭龍御神事がうまくいったことを知る。

「箱が瀬橋(夢のかけ橋)」の北側には、白馬洞があって、龍宮城の伝承を伝えている

 白馬洞は子馬巣谷とも言い、石灰岩は古生代三億五千万年前のゴドランド層に属し、この近くから三葉虫、珊瑚の化石が発掘されている。岩壁には、ウミユリ、海シダ、貝の化石が付着し、太古、海中であったことを示唆している。
 古くから土地の人にとっては、神聖な穴として白馬伝承を生み、龍宮城伝説を生んできた。
 昔の実施調査によると、洞穴の奥まで114メートルあり、中程で支道があり、支道の奥行36メートル、洞内には、万幕洞、なき竜、るり廊、宝柱、オーロラ、天窓洞、巨牛、口龍宮、犬走り、龍宮舞台、龍宮中橋、龍宮奥橋、龍宮奥殿と名前がついている。
 洞穴の下部では地下水に達し、深さは測ることが出来ない。
 現在は崩落の危険があって、入り口は封鎖されているが、古代より信仰、産業、文化面で地域に寄与してきた白馬洞は貴重な学術資料として保存されることを願う。

【龍宮城の入り口に行った男】からの引用です。
▲昔、穴馬の箱ガ瀬に住んでいた七左衛門が、近くの鍾乳洞に入り迷ってしまった。
 あちこちさ迷いながら七日目になって、大きな縦穴の前で乙姫様と出会った。
 「これから先は竜宮城の入り口なので入ってはいけない。帰りなさい。」
 と云うので
 「龍宮城だと言う証拠を見せてくれ」
 と云うと
 「この石を持って帰って、谷の水につけて見よ」
 と大きな石を手渡して、帰り道を教えてくれた。
 どうにか持って帰り、家の近くの谷川につけて見ると、谷の水はまたたくまに海水になった。
 今でも、その谷の水は塩辛く(塩水谷)と言う。
  – – – – – - 
▲箱ガ瀬の七左衛門が、鍾乳洞に入って迷ってしまった。
 七日目に乙姫様と出会い助けてもらい
 「これからは、竜宮城の入り口なので入ってはいけない。」
 と云われた。
 それ以来、鍾乳洞の中に石を投げると大雨が降り、何か欲しい物の名前を書いて、落として置くと、翌朝、穴の入り口に置いてあった。
  – – – – – - 
▲箱ガ瀬の七左衛門が白馬洞の探検に出かけた。
 たいまつ30本用意し、何日か迷って、後1本になった時、突然目の前に灯りが見えた。見渡すとあたり1面は美しい花が咲き乱れ、良い香りに包まれ、果物がいっぱい、見たこともない建物があった。しばらく歩くと、谷川のほとりで洗濯をしていた美しい女のひとに出会った。
 ・
 「ここは何処ですか?」
 訪ねると
 「ここは人間の来る所ではありません。早く帰りなさい!」
 ・
 「帰るだけのたいまつが、もうありません・・・」
 と云うと
 「これは、夜光石と云って、暗い所で輝くので、たいまつの代わりに、道を照らして帰りなさい」
 たいまつの代わりに夜光石を頼りに家に帰った。
 その石は今でも道案内してくれる。
  – – – – – - 

8月7日11時、平泉寺白山神社

 泰澄上人が、伊弉冉尊を感得した林泉は、現在の平泉寺白山神社の御手洗池である。
 御手洗池(林泉)を左手に見て、ご本殿に向かう。

 ご本殿で御神事を行うと、ご本殿から神気が現われでて、二人の女性の方に動いていった。
 そして
「これで私も動けるようになりました」
 と私に伝えてくれる。
 平泉寺白山神社ご本殿の御祭神は伊邪那美命である。

 2016年6月11日に千引の岩戸は開かれ、伊邪那岐命と伊邪那美命は再会されているのだが、夫婦神として御活動は行われてこなかった。
 2017年5月14日の淡路菰江古代ユダヤ遺跡の式典で、伊邪那美命の火傷を負ったミホトの傷も癒え、2017年6月1日に伊邪那美命は復活され、夫婦神の交わりがあるものと思われたが、そういう気配も感じられなかった。
 2018年11月、茨城県の霞ヶ浦周辺に行く機会が多かったのだが、伊邪那美命から
「あなたをここに来させたくない勢力があって、あなたがここにくると騒動の渦中に入ってしまうので、あなたはもうここに来てはいけません」
 と告げられていた。
 私が伊邪那美命に関わると、伊邪那美命も動かざるをえなくなり、その結果、九頭龍も動いてしまい、私の動きを妨害する現象が現れてくるらしかった。
 千引の岩戸が開かれ、火傷を負ったミホトの傷も癒えても、伊邪那美命は動くに動けない状況だったらしい。

 今回の奄美大島から始まった一連の御神事で、伊邪那美命が伊邪那岐命とともに御活動できるようになった。
 2021年9月5日に戸隠御神事を終え、
 2021年9月7日に戸隠御神事の直会を行い
 2021年9月8日早朝に、伊邪那美命の御陵墓とされている花窟(三重県)から岩石が落下していた。
 御神事に関わっていたモノだけが理解できる、伊邪那美命が伊邪那岐命とともに夫婦神としての御活動を始める狼煙であった。

2021年8月7日14時、石川県の白山比咩神社

 白山比咩神社は、3度目の参拝になる。
 初めての参拝は、1996年9月19日で、モーゼの妻ツイポラの要請に応じて能登半島を訪ねた時、最初に白山比咩神社に立ち寄っている。
 泰澄上人のことを整理していて不思議に思うのは、臥行者(ふせのぎょうじゃ)と出羽の船頭の神部浄定(きよさだ)のことだ。泰澄21歳702年(大宝2年)、能登島より小沙弥(こさや)が訪れ、やがて泰澄の身の回りの世話をするようになり、臥行者(ふせのぎょうじゃ)と呼ばれるようになった。
 泰澄30歳の712年(和銅5年)、出羽の船頭の神部浄定(きよさだ)が弟子に加わった。
 出羽といえば私の生まれ故郷だし、能登島といえばモーゼと妻ツイポラに関係深い。

 こういう歴史の流れから、私が逆指名を受けている気がする。

 8月7-8日の御神事記録の公開が遅れたのは、泰澄上人の不思議さによる。
 福井県越前町の大谷寺(おおたんじ)の西山良忍和尚の話によれば、泰澄上人は大津皇子の御子で粟津皇子である可能性が高く、有力な皇位継承権者であったと思う、ということだった。

 『伝説の高僧・泰澄大師―藤原不比等が最も怖れた男 実は天武天皇の嫡孫であった』
(長谷川義倫 著、国山古代史研究所 刊)

 今回の参拝の時、石川県小松市の福田隆二氏から、
「白山比咩神社では一緒に参拝させてください」
 と連絡をいただき、ご一緒させてもらった。
 小松市の福田隆二さんとは、この日に初めてお会いさせていただいた。

 白山比咩神社を一緒に参拝させていただいた福田隆二氏は石川県小松市の方なのだが、小松市にはズバリ粟津温泉があり、718年(養老2年)に泰澄上人が温泉を開いている。
 712年に『古事記』が編纂され、720年に『日本書紀』が編纂されているわけだが、『日本書紀』が完成する2年前に、泰澄上人は伊邪那美命の神告を受け粟津温泉を開いている。
 つまり、『日本書紀』が完成すると泰澄上人の出自が埋没していくので、泰澄上人の出自が失われないように、伊邪那美命が泰澄上人の本当の名である「粟津」という名を残せといわれたのではないか?

 8月7-8日の御神事の資料を整理していると、石川県小松市に粟津温泉があることを9月21日に知った。
 奈良時代が幕を開けて間もない養老2年(718年)、泰澄大師が霊峰白山で修行を重ねるなか
「粟津なる村に霊泉湧出す。汝、ここにゆきて之を掘り、末代衆生の病患を救うべし」
 という白山大権現の霊夢に逢い、お告げどおりに掘ったところ温泉が湧出しました。
 以来、千三百年、絶ゆることなく湧きつづける粟津のお湯。湯治宿が立ちならび、はるか昔の村人も武将も文人も、ここで日暮らしの垢を流し、体と心を癒してきました。
 粟津皇子に粟津温泉では出来過ぎ感が漂っている。
『古事記』(712年)と『日本書紀』(720年)が上奏される時代の中間の718年に、粟津皇子の名前を冠した粟津温泉を残すように神夢によって知らされたのではないか?
 私が神として夢枕に立つとしたら、粟津温泉に泰澄が生きていた時代を紐解く何らかの遺物を置いておくようにという暗示をだしておくけどなぁ!

 こういう因縁が不思議で、御神事記録の公開が遅れた。

 9月5日の戸隠の九頭龍御神事では、『日本書紀 全訳』(ほおずき書籍出版)を著した宮澤豊穂先生との御縁を頂戴している。
 まこと不思議な御縁とも思える。

2021年8月8日9時、福井県越前町の大谷寺(おおたんじ)

 泰澄の杜という温泉宿に泊まっていて、朝一番で大谷寺(おおたんじ)のならびにある越知神社の里宮の参拝になった。
 最初に里宮の越知神社を参拝してしまったのがこの日の移動の混乱の原因になった。
 この辺りの地名が「大谷寺(おおたにでら)」で、「大谷寺(おおたにでら)」という地名の中に、「大谷寺(おおたんじ)」というお寺がある。
 このややこしさに慣れるのに時間がかかり、ナヴィ設定がうまく行えず、越知山に行くのにえらく手間取った。
 大谷寺(おおたんじ)の西側に越知山があって、こちらが目指す神社だったのだ。

 大谷寺(おおたんじ)の敷地内を右往左往しながら、アチコッチ探索していると、古老の細身の婦人が台風の後片付けをされており、声をかけてお寺の状況を聞いてみた。
 幸運なことに、このご夫人が御住職(西山良忍和尚)の奥さんで、すぐさま御住職に取り次いでくれた。

 大谷寺(おおたんじ)の御住職のお話を聞いて御祈願になっていったのだが、御本尊の前で祝詞奏上する前に、山田朋子さんが鈴を振った。右手の12個の鈴が手から離れ、後ろに飛び、國分孝一さんが受け取る形になった。
 直感的に、泰澄上人のイタズラだと思った。
 こういう面白い場面というのは記憶の奥底に残る。
 國分さんから右手の12個の鈴を受けとり、山田さんの鈴振りが続いた。

 祝詞が終わり、特別拝観させていただき、泰澄大師御廟に向かった。

 泰澄大師御廟に到着すると、山田朋子さんが御廟の裏山の方に歩いていった。
「ササクサがユラユラ手招きしているのよ」
 左手に手折ったササクサをもっている。

 これは、昨日九頭龍湖でスルメとワカメの御供物を流したことに対するお返しだと思った。

2021年8月8日11時、福井県越知山にある越知神社

 越知山に行くのにえらく手間取ったが、なんとか越知山の奥ノ院にたどり着くことができた。

 越智神社の奥ノ院に到着すると、大己貴命が
「よう~く、訪ねてきてくださった」
「ワシは嬉しいぞ、後のことはワシに任せおけ」
 と語りかけてくれる。
 大己貴命の御言葉に従って、福岡県筑前町の大己貴神社で預かってきた二つの依り代の石を越知山の奥ノ院に納めることにした。
 福岡県筑前町の大己貴命で始まり、福井県越前町の大己貴命で終わった形になっている。

 8月7-8日の白山の伊邪那美命に絡まる九頭龍御神事から2か月も経って、ようやくまとめることができた。
 9月5日に戸隠で行った九頭龍御神事で、九頭龍は天に帰ると決心している。
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 そして、9月30日の9時くらいに天の入り口に到着した。
 現世ふうにいえば、九頭龍は亡くなり、天で生まれかわったと表現することができる。「しらやま」龍神だと、今現在白山で御活動になられている龍神と区別できにくい。「しらやま」の「や」を「た」に置き換えて「しらたま」龍神と呼ぶことにしている。
 しばらくは「白玉龍神(九頭龍)」という形で併記しておく。

 白玉龍神(九頭龍)は、出雲の神在月まで、自分がどんだけ悪さをしてきたのか検証を行っており、どうやったら被害少なく次の神代にいけるかの検討にはいっています。
 大己貴命(天之蕗根命)が出雲の神在月で白玉龍神(九頭龍)を国津神々に紹介すると、悪の神々に激震が走るのは必至!
「あの超極悪龍の九頭龍でさえ、神々の一翼に加わっている」
 と実地に示されるので、悪の神々の世界が雪崩をうって崩壊に向かうのは必定。

 現実社会に終末戦争のようなカタストロフィーをもたらすことなく、次の神代の時代に入るためにも、九頭龍発生のキッカケになった高龗神にメスを入れておく必要があります。

 高龗神とは、悪さをする神々の隠れ蓑になってきたわけですが、白玉龍神(九頭龍)のなかにある記憶を頼りに、高龗神の全体像にせまり、最後の御神事に臨みたいと思います。

 <11月21日>
(1)貴船神社 奥宮(京都府京都市左京区鞍馬貴船町)
 祭神は高龗神
(2)鞍馬寺 奥の院の魔王殿(京都府京都市左京区の鞍馬山)
 主祭神:魔王尊(サナト・クマーラ)
(3)丹生川上神社上社(奈良県吉野郡川上村迫869−1)
 主祭神:高龗神
 配神:大山祇神、大雷神
 <11月22日>
(4)天之香具山の頂上の国常立神社(奈良県橿原市)
 国常立神社の並びで高龗神の社がある。
(5)室生龍穴神社(奈良県宇陀市室生1297)
 御祭神:高龗神 あるいは、善女(ぜんにょ)竜王
(※)大和(おおやまと)神社(奈良県天理市新泉町306)

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<1995年12月5日
 国常立大神さまがお帰りになられる時の歌>

  愛と希望の光
  この世を満たせ
  はるか永遠の時いたるまで、
  この世を満たせ。
  すばらしきかな、この世の建て替え。
  われら手を取り合って、
  永遠の光に向かって進め。
  時すぎて 人間たち
  我らにすがろうとも、
  われら振り返らず 進め。
  ありがたい ありがたい
  といって進めよ。

■ 昨年2020年に目標に掲げた英文の電子書籍は
 アメリカのアマゾンで公開され、宣伝も行われています。■

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 電子書籍の宣伝と動画の目的は、
 日本神話と聖書を語るキッカケを作ることにあります。

 期待すべき効果は、
 善良で理論的なユダヤ人、
 ならびに「創世記」を信仰の原典にする民族が
「主」と淡路島の伊邪那岐命の関連を発見し
 淡路島の学術調査を行う動きをつくることにあります。

 動画の教育効果と宣伝効果は極めて高いので
 動画に費用を集中させたいと思っています。

 2019年、2020年、2021年の御神事と
 これからの世界の動きを見据えてご協力お願いします。
http://www.tukinohikari.jp/housankai/contact/index.html

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□【アマゾン電子書籍】
(1)「聖書の封印が解かれる日」シリーズ1
『誰も知らない天照大御神の岩戸開きの真相!』
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(2)「聖書の封印が解かれる日」シリーズ2
『誰も知らない、伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みの真実!』
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『世界最終戦争か、軍備全面撤廃か!
 2021年にハルマゲドン!2022年に新世界へ!』
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 英文の電子書籍(2021年1月1日刊)
  2700-year-old Ancient Jewish relics from Japan:
 A small round tombstone carved with female genitals,
 and Ring with a female deer engraved.
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   ☆☆☆                ☆
   ☆☆      編集後記      ☆☆
   ☆                ☆☆☆
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 2019年の5月から、天皇陛下の即位の礼と大嘗祭に合わせて
 対馬御神事を行ったのは、
 2018年10月30日に、韓国の最高裁で徴用工判決がでたからでした。

 続いて韓国は、
 2018年12月20日に、海軍艦艇が海上自衛隊の哨戒機に対し、
 ロックオンするという行動にでた。

 天皇陛下の御代替わりに当たって、
 伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みラインで
 半島-大陸と日本に神霊上の防御線引いておく必要を
 切に感じたからだ。

 2019年、天皇陛下の御代替わりの儀式に合わせ
 対馬御神事を行った結果、
 北朝鮮の指導神は
「われわれが負けたらこの地球は破滅させなければならない。
 われわれのいない地球など必要ない」
 と考える神と確定されました。
 太永浩著『三階書記室の暗号 北朝鮮外交秘録』

 この著者・太永浩氏は2020年4月15日の韓国総選挙で
 見事当選を果たしている。

 実際どういう動きになっていくのか注目したい。

 また、南朝鮮の指導神は
 大祓祝詞の天津罪を意図的に犯す天之益人たち
 と確定されている。

 韓国の人たちが
 日本や中国に強気ででたくなってしまう特性は
 高天原の天之益人という心性を南朝鮮に集めているからだ。

 2020年4月15日の韓国総選挙で、
 文大統領の与党は圧勝したので
 この傾向はますます盛んになるだろう。

 日本国内では、大祓祝詞をキッチリ奏上すれば
 回避できるが、対外的には、
 日本神話をベースにして
 聖書に依拠しないと厳しいかもしれない。

 また、この度の
 武漢発新型コロナウィルス騒動で
 中国の指導神は高オカミ神と定まったような気がする。

 高オカミ神の本質は
 神の真実の情報を隠蔽し
 誤った方向に誘導する部分にある。

 北朝鮮の指導神も
 南朝鮮の指導神も
 皇居の宮中三殿におられる。

 中国の指導神と考えられる高オカミ神も
 宮中三殿におられる。

 それぞれが
 宮中三殿に祀られて状態で
 担当領域として
 国や地域が定められている。

 天皇陛下の宮中祭祀に
 多くの方が心を寄せれば
 なんとか世界は持ちこたえられます。

 みなさんの地元の神社の宮司さんが
 天皇陛下の名代であるという事実を
 昨年の即位の礼や大嘗祭でリアルに示されましたので
 地元の神社を中心とした御参拝が大切です。

┏2021年から2022年のテーマ━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  2012(平成24)年12月21日の冬至の日が、
 現在のビックバーン宇宙の137億年の期間を満了した日でした。
  2013(平成25)年は、138億年の第一年目の年で、
 伊勢神宮の第62回式年遷宮と出雲大社の60年ぶりの遷御がありました。
  2021年は、138億年の第九年目の年で、令和3年です。
 ——–
  2021年のミッションは2つです。
(1)淡路島の古代ユダヤ遺跡のもつ意味を伝えるために
  アメリカ・イギリスで発表した電子書籍の宣伝広告を充実させること、
  そしてイスラエル・イタリアでも発表する事。
   http://komoeiseki.com/69/index.html
   http://ougisyo.net/
(2)国際情勢を鑑みて、伊邪那岐命と伊邪那美命の国生みと神生みの島々で
  5-6-7月に竜宮御神事を行う事。
   特に、筑紫島・壱岐島・対馬・佐渡島・大倭秋津島、
  そして、淡路島の伊弉諾神宮。
   そのために、「月の光奉賛会」の活動を拡充させること。
   http://www.tukinohikari.jp/housankai/index.html
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━2021年から2022年のテーマ┛

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│\/│ 成田 亨(月の光奉賛会 代表)
│\/│ http://www.tukinohikari.jp/housankai/index.html
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|メルマガ発行:成田 亨(株式会社安心)
| TEL 080-9175-4666
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|□「聖書の封印が解かれる日」
| http://ougisyo.net/index.html
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 何千何億の星の中に一筋の光を見る。
 それがテーマ。
 「スーラー」という星が元(もと)、今まで以上に光るぞ
 137億年まえのビックバーンでも滅亡しなかった星です。
 この星があったからこそ、宇宙卵と呼ばれるファーストスターが誕生できた。
 つまり、宇宙法則や物理法則の全てがある星です。