妙高山里宮・関山神社【1】トップページ|新潟県

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新潟県妙高市関山4804(広域地図はこちら
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参拝履歴

訪問日:平成17(2005)年9月4日(日)

九頭龍伝説・・

 持子の九頭龍は150万年もの間、瀬織津姫を噛み殺そうと、蝦夷白竜の岳に潜んでいた。
 そして、善知鳥神社(うとう〜青森県青森市)の周辺にも八岐大蛇の姉である持子の九頭龍が潜行していた。
 宗像3女神の長女・竹子姫(大己貴命の妻)の子の島津大人が、九頭龍を見つけ、羽々矢斬り振ると、九頭龍は逃げ出し、能生白山神社(のうはくさん〜新潟県糸魚川市)周辺に至り、関山神社(新潟県妙高市)を通り、戸隠の九頭龍社(長野県長野市)に逃げ延びた。
 こうして、九頭龍が戸隠の宮に留まったのは、今から10万年前の出来事だろう。

 以下は、「烏踊り(からすおどり)」についてから九頭龍伝承の引用です。

 平安時代以降、戸隠山は修験の霊場として全国に知られていた。この地には九頭一尾の竜神がいた、その大きさは戸隠山から新潟県妙高村関山を回り、能生町までしっぽが届いたほどであった。
 関山神社(新潟県妙高市)には胴中権現、能生白山神社(のうはくさん〜新潟県糸魚川市) には尾先権現が祀られた。
 九頭龍権現は水の神様で、昔から干ばつの時は全国から雨乞いの祈願に参拝する信者が多く、九頭龍伝説は語り伝えられ、信越地方一帯の水を司る神様として、水神信仰は現在も人々の生活の中に生きている。

九頭龍・持子に関連する神社

 立山に祀られている椋杵命(伊邪那岐尊の弟)の娘・持子は九頭龍の転生であった。
 九頭龍の持子は陸奥の国から、「戸隠山から新潟県妙高村関山を回り、能生町までしっぽが届いたほどであった」と伝承で伝えられているように戸隠に落ち延びてきたのかもしれない。
 今から10万年前の話である。
 神代の時代、九頭龍の転生であった持子は天照神との間にある男子を産んだ。
 続きは「 持子の九頭龍(九頭竜) 」(クリック)。

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 九頭龍湖(福井県)の北側にある白馬洞善知鳥神社(うとう〜青森県青森市)能生白山神社(のうはくさん〜新潟県糸魚川市)関山神社(新潟県妙高市)九頭龍社(長野県長野市)神奈川県箱根芦ノ湖畔にある九頭龍神社(本宮)神奈川県箱根神社境内地にある九頭龍神社(新宮)
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関山神社

拝殿

妙高山里宮・関山神社拝殿

御祭神

ご祭神

 国常立尊(くにとこたちのみこと)
 伊弉册尊(いざなみのみこと)
 素盞鳴尊(すさのおのみこと)

妙高堂

妙高堂

妙高堂の案内版

妙高堂の案内版
準備中

関山石仏群

関山石仏群

関山石仏群の案内版

妙高堂の案内版
準備中

関山神社の周辺

関山神社の周辺

『秀真伝』(八幡書店刊、鳥居礼編著)下巻「御機の二十八」より

大己貴命 一姫お娶る  一姫とは竹子姫(田紀理姫)のこと
子の島津大人 三つ姫祭る  三つ姫とは宗像3女神の竹子姫(田紀理姫)・湍子姫(江ノ島姫・多岐津姫)・田奈子姫(市杵島姫)のこと
外が浜 厭(いと)う安潟   三つ姫を外が浜に厭(いと)う安潟神として祭る。
 青森市に善知鳥(うとう)神社がある。善知鳥(うとう)は青森市の鳥に指定されている。母鳥が「うとう」と呼ぶと、子鳥は「やすかた」と答える。猟師が母鳥の声をまねて子鳥を呼び出し捕える、と母鳥は空にあって血の涙を流したという。
神の御食 食む厭(うと)うあり
九頭の 大蛇が食めば  青森市に善知鳥(うとう)神社の周辺に八岐大蛇の姉である持子の九頭龍が潜んでいた。
島津大人 羽々矢斬り振れば  島津大人とは宗像3女神の長女・竹子姫の子。
逃げ至り 越の洞穴  青森市の善知鳥(うとう)神社周辺から九頭龍は逃げ出し、能生白山神社(新潟県能生町)周辺に至り、関山神社(新潟県妙高市関山)を通り、戸隠に逃げ延びた。この由縁により、戸隠神社ガ九頭龍ので、関山神社が九頭龍ので、能生白山神社が九頭龍の尻尾であるといわれるようになった。
(※)月の光>新潟県の奴奈川神社と弥彦神社
掘り抜けて 信濃に出れば
これお告ぐ 伊勢の戸隠命
馳せ帰り 「汝は恐る  戸隠命は伊勢の天照神の元で勅使をしている。
これ如何」 答えて「昔  
二人大蛇 姫に生まれて  持子が姉で、早子が妹。八岐大蛇は、早子と生まれて、宗像三女神(竹子姫・湍子姫・田奈子姫)を生み、九頭龍は姉の持子と生れて、菩卑命を生む。
君召せば 持子は御子生み  九頭龍の持子が生んだのは菩卑命。
 九頭龍は自分の犯した罪の中でも、子の菩卑命を案じたのだ。
 これは青森市の善知鳥(うとう)の伝承から読み取れるかもしれない。
 母鳥が「うとう」と呼ぶと、子鳥は「やすかた」と答える。猟師が母鳥の声をまねて子鳥を呼び出し捕える、と母鳥は空にあって血の涙を流したという。
典侍(すけ)となる 早子は姫生み  宗像三女神(竹子姫・湍子姫・田奈子姫)は八岐大蛇の化身であった早子の罪を祓うべく、日本各地を周った。その名残が、日本各地に残る弁財天社である。
内局(うちつぼね) 内(うち)瀬織津姫が  
御后(みきさき)に なるお持子が  
殺さんと 妬めば早子は  
君お強い 弟君請えど  ここの君は素戔嗚命のこと。
顕はれて ともに流浪ふ  
赤土命が 女お弟君に  速吸姫のこと。
因むおば 早子が大蛇に  
噛み殺す 弟足名椎命が  
女お請ゑば 七姫までは  
噛み食らふ 時に素戔嗚尊  
これお斬り 身を安潟と  八岐大蛇の化身であった早子は素戔嗚尊に退治された。
 今から160万年前のことだ。
祭るゆえ また大山祗命の  
娘と生まれ 妹お妬む  磐長姫と生まれる。
罪の鳥 また持子大蛇  
瀬織津姫お 噛まん噛まんと  
百五十万穂 蝦夷白竜(えぞしらたつ)の  九頭龍は150万年もの間、瀬織津姫を噛み殺そうと、蝦夷白竜の岳に潜んでいた。
 八岐大蛇が退治されたのは今から160万年前の出来事だから、九頭龍が戸隠の宮に留まったのは、今から10万年前の出来事だろう。
岳に待つ 今神となる  
空しさよ」 戸隠命曰く  
「汝今 日三の炎お  九頭龍の化身であった持子は、戸隠命に諭される。
断つべしぞ わが御食食みて  
下に居れ 祥禍身お守れば  
罪消えて また人なるぞ 「汝持子よ、日に三度の炎の苦しみを断つべきであるぞ。わが神饌を食み、戸隠宮に慎み居れ。わが身の善悪を知り、善を守ればやがて罪は消えうせるであろう。また人と生れることもできようぞ。大蛇の緒を切るべし」
緒お切れば 万のヲタウの  
山ぞハコザキ」    
 参考:月の光>津軽(青森)