大野見宿禰命神社(おおのみのすくねのみこと)【1】トップページ|鳥取県

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大野見宿禰命神社〔あたかつたけみくまのみこと〕トップページ

拝殿

準備中

ご祭神

 祭 神:御熊命
     =『日本書紀』の大背飯三熊大人のこと
       (おおそびのみくまのうし)

 配 祀:天目一箇命・保食神・木花開耶姫命

本殿

準備中

天穂日命が高天原から派遣される・・

 祭神の天穂日命は、天照大神と須佐之男命が天の安河原で誓約をした時に生れた五神のうち第二番目に生れた神。

 天照大神の第二皇子で、高天原から派遣されたが、大国主命に懐柔され、三年たっても復命しなかった神。  出雲臣、土師連の遠祖にあたる。

(※)天照大神と須佐之男命が誓約をした時に生れた五神とは・・

  正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命(まさあかつかちはやひあめのおしほみみ)
  天之菩卑能命(あめのほひ)
  天津日子根命(あまつひこね)
  活津日子根命(いくつこね)
  熊野久須卑命(くまのくすひ)

天穂日命はしばらく因幡に本拠を構えていた

 因幡は天穂日命と縁の深いところでもあります。天穂日命は天照大神の御子神です。天穂日命は高草郡(現鳥取市)にしばらく本拠を構えたいたように思えます。天穂日命の御子神達を祀る神社も付近にあります。

 天日名鳥(あめのひなとり)命神社
 阿太賀都健御熊(あたかつたけみくま)命神社

 天穂日命は、出雲国造・出雲大社宮司家の始祖であるとされ、同時に土師(はじ)氏のルーツですが、その子孫、相撲の祖、埴輪(はにわ)作りの祖といわれる野見宿禰(のみのすくね)も、元の本拠は高草(現鳥取市)だったように思えます。

 島根県、大阪市高槻市、兵庫県龍野市、奈良県桜井市、愛知県豊田市など、全国の野見宿禰を祀る社(墳墓)で、鳥取市徳尾にある大野見宿禰命(おおのみすくねのみこと)神社ほどの規模をもつものはないようです。

 本殿の北西には円墳があり、野見宿禰の墳墓といわれています。

 ちなみに野見宿禰は個人名ではなく役職名で複数の人物がおり、大和の出雲を本拠にしていたとする説もあります。

 (『野見宿禰と大和出雲』池田雅雄著、渓流社)

 また、土師氏は、歴史的に有名な大江氏や菅原氏のルーツです。
 天穂日命を主祭神とする神社は多くはありませんが、兵庫県芦屋市の芦屋神社には天穂日命を主祭神として祀る社です。
 六甲山には天穂日命を祀るイワクラがあります。かなり古い時代の祭祀跡であろうことが想像されます。
 芦屋神社は因幡・出雲方面から移住してきた人たちが、この地に祖神を祀った事が縁起であるようです。

八上神秘の白兎と天照大神伝承―もう一つの因幡の白兎神話』(大江幸久著、星雲社刊)PP16-17 より引用

天穂日命に関連する神社